何故オープンソース界隈の人は GPL 違反だと騒ぐのか ( Re: http://d.hatena.ne.jp/iwaim/20060213/1139824548#c1139915464 )

当事者同士の問題というのには異論はありません。

「アレ」ってなんですか?

私が奇異だと思う行動をやっている人を見たときに湧き起こる感情をその二文字で表現していると思ってください。最近では、ライブドアの件で永田議員が話題にした堀江さんのメールの話とかは「アレだなぁ」と思います。

さて、本題は「何故オープンソース界隈の人は GPL 違反だと騒ぐのか」という話だと思いますので、そのことに関して私の考えを述べてみます。

GNU GPLオープンソースに対する理解は一般常識といえるまでにはなっていないと私は考えています。その状況下でライセンス違反であると看做せる行動がなされた場合、その行動が許されるという勘違いがまかり通る危険性があると考えます。今回の件では「 GNU GPL 2 はそのようなことも許される」と理解される可能性があるから関与しました。うぇブログの著作権者の権利が侵害されること自体は私には影響はないでしょうが、GNU GPL 2 のソフトウェアでそのような行為が許されると誤解されることは、私自身にも影響を与えることだからです。

なお、GUN GPL 2 が日本の法律の枠内で考えた場合に実効性があるか否かという話は現時点では無関係であると考えます。そこは現時点ではグレーですから。 グレーだからこそ、今後白黒を付ける必要があるというようには考えています。が、グレーだから今はそれを根拠として考えてはならないということはないでしょう。